中国山東省煙台から日中関係を歴史的に観ると

私は、現在中国ドラマが大好きで、地上波の番組をよく観ています。

特に春秋戦国時代が気に入り、ハマっています。

先週末で最終回だった「ミーユエ 王朝を照らす月」は、とても面白かったです。

ミーユエは宣太后のことで、秦の始皇帝の高祖母です。

秦の始皇帝は、人気漫画「キングダム」でも登場します。

始皇帝は、煙台にゆかりがあり、徐福を派遣して、不老不死の薬を探索させていましたが、彼自身も煙台に三度も巡行しています。

1.中国山東省について

中国山東省は、山あり海ありの風光明媚で、歴史的遺産も数多くあり、中国でも人気スポットのひとつです。

春秋戦国時代に諸子百家が参集した斉や孔子の活躍した魯の国がありました。

紀元前219年に、秦の始皇帝は山東省の泰山で、中華統一と支配の正統性を天に報告したそうです。

山東省は春秋戦国時代から長きに渡って、文化文明の最先端地帯と言っても過言ではないのです。

近代以降は、山東半島は三方を海に囲まれていることで、沿岸部の青島や煙台などが発展していきました。

2.煙台について

煙台は、私が2016年から2017年まで赴任していた魯東大学がありますが、歴史的には日本と密接な関係があります。

煙台は、山東半島北岸にあり、青島に次いで山東省第二の港町です。

なんとなく日本の熱海の雰囲気に類似していると感じるのは私だけでしょうか。

さて、煙台という地名は1398年に命名されたのですが、倭寇対策として設置された狼煙台に由来していると聞き、因縁深い日中関係の来し方を想起させられました。

3.日中関係の歴史的考察

日中関係は、隣国同士ですから、最近特に切っても切れないものがあると痛切に感じています。

歴史を遡ると、魏志倭人伝の記述、遣隋使や遣唐使の頃、蒙古襲来いわゆる元寇、鎖国時代の長崎出島との交易、日清戦争、日露戦争、辛亥革命、第二次世界大戦など走馬灯のように日中関係史が念頭に展開されるようです。

私は、山東省煙台の地に佇むと、改めて日中関係は深淵なものがあると実感しました。

お互いに、戦争時代に遭遇することが多かったのですが、今後は世界平和のために両国が舵取りする努力が必要不可欠です。

最後に

現在、新型コロナウィルスで八方塞がりのような状態ですが、なんとか収束して欲しいものです。

このコロナ禍で日本の大手企業レナウンが倒産してしまいましたが、奇しくもレナウンは2010年に山東省の山東如意科技集団の傘下に入っていました。

レナウン以外にも中国に経済進出した企業も数多くあり、日本国内もインバウンドを大いに期待し、日本政府も観光立国のアドバルーンを掲げていたのですが、予期せぬコロナ禍が一世を風靡しています。

今後の日中関係を再考する動きもありますが、隣国同士として、中国には毅然とした対応をとりながら、あくまでも日米関係を基軸に据え、中国との関係を熟考していかねばなりません。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。