はじめに
スマホ大混乱時代到来ですね。
2018年8月に菅義偉官房長官の
今の携帯料金は4割ほど下げるのが
可能だとの発言から、
すでに1年以上経過していますが
相変わらずの感が否めないです。
それはやはり楽天モバイルショックが
大きいと思います。
楽天の本格参入が当面
見込まれないようです。
楽天モバイルショックについて
2019年9月の楽天モバイルの発表会で
三木谷浩史会長は、「世界初の
クラウドプラットフォームを作る」とか
「より安価で使いやすい携帯サービスを
開始できる」と強弁しました。
しかしながら基地局整備の遅延によって
本格参入が事実上
延期になってしまいました。
ここはひとつ楽天経済圏の
頑張りどころです。
新規参入する通信の分野においては、
遅れをとっていますが
楽天経済圏に誘導する道の
展開の仕方が問われることでしょう。
常識破りの料金プランや
戦術・戦略に長けたポイント攻勢で
独占3社を撃破してほしいものです。
携帯3大キャリアの戦略について
2年縛りの長期契約を収益源と
することが不可能となり、
他に活路を見いだしたい携帯3社が、
しのぎを削って
企業努力をしているようです。
①NTTドコモの場合
NTTドコモのスマホ教室や
バイクシェアなどは興味深い
試みだと思います。
ドコモユーザー以外との接点を
増大させる効果があると思います。
ターゲットにするユーザーを
大きく拡大してスマホ以外の商材や
サービスを提供してドコモショップが
ドコモの殻を破る日は
近いかもしれません。
②auの場合
auは金融・決済事業に特色があります。
独自の決済サービスである
au WALLETとか三菱UFJ銀行と設立した
じぶん銀行などを展開してきました。
そして2019年2月にauフィナンシャル
ホールディングスを設立してグループの
金融事業をauブランドに
統一することにしたそうです。
顧客との繋がりを深めていく意図が
あると思います。
③ソフトバンクの場合
ソフトバンクの強みは何と言っても、
ワンモバイルというサブブランドを
有していることです。
ワンモバイルは安価な料金体系を
提供しています。
他社から低価格志向のユーザーを
取り込み、その後に
ソフトバンクブランドにという戦略が
功を奏しているようです。
NTTドコモやKDDIには実行不可能な
芸当と言えそうです。
最後に
楽天が携帯事業に参入するというだけで
これだけ大きな反響があるのは
興味深いことです。
中国とは違い、日本は競合して
切磋琢磨してユーザーに適正な
サービスを提供することが可能です。
とにかく楽天がはやく携帯の第4極として
日本社会に根付き、携帯の
値下げ競争に拍車を
かけてほしいものです。