はじめに
香港デモは8月31日に13回目の
週末を迎えました。
警察に無許可で若者たちは
投石や放火などの抗議行動を
展開しました。
8月30日に、香港警察が5年前の
雨傘運動のリーダーである民主活動家と
立法会議員を逮捕したことで
若者たちの反発が強くなったのです。
保釈された後、舟庭さんは、日本語で
日本を含めた海外からの支援を
呼びかけています。
また香港の民主化運動について
「弾圧がこれからもどんどん来ると思うが
私も恐怖に負けずこれからも民主化運動に
参加したい」と述べています。
さて、香港基本法は集会の
自由を認めています。
中国は今年10月の建国70周年までに
香港デモを終結させたい
考えのようです。
香港の行政長官の求心力低下で
終結は困難ですが、
香港政府に圧力をかけたり、
ソーシャルメディアや国営メディアを
駆使して偽情報を流し、
香港デモのイメージ悪化を
拡大しています。
香港デモについてのコメント
EUのモゲリーニ上級代表は、
「香港当局が表現の自由や平和的にデモを
行う権利を尊重するよう期待する」と
述べています。
また、トランプ大統領は、「人道的な
方法での決着を望んでいる。
そうでなければ米中関係は悪くなると
中国はわかっているはずだ」と
述べています。
中国のデモ対応について
新疆ウイグル自治区やチベットに
飛び火する事を危惧する
中国共産党は香港デモにどう
対応するのでしょうか。
デモ隊の要求を受容するのは
国内の他地域で同じような要求に
道を開くことになるし
弾圧すれば英米が経済制裁に
踏み切ると思います。
中国は大打撃です。
中国式監視体制について
香港デモでカメラ付き街灯を
破壊し中国式の監視社会にノーを
突き付けています。
8月28日までにデモ参加者は
監視カメラ付きスマート街灯
約20基を破壊しました。
中国本土自体はこの監視カメラで
治安が良くなったそうです。
しかしながら香港市民は
断固拒否なのです。
中国の出方について
香港デモがいよいよ
封じ込められてしまうのかどうかで
緊迫化してきたようです。
先日、日本で働く香港人と話したら、
かなり悲壮感漂う表情で香港情勢を
語っていました。
今や、平和国家日本の若者には
理解出来ない立ち位置に
香港は置かれているのだと思います。
最後に
歴史は繰り返すと言われますが
ハリウッドスターから、
大統領になったレーガンと
ビジネスマンから転身した
トランプの差は何だろうかと
思います。
ソ連対アメリカが
今や中国対アメリカという対立構図に
変わっていますが
体制崩壊の事態が
勃発するのでしょうか。