はじめに
神戸市を中心に産学官で
アフリカとの関係を構築しています。
2012年に神戸情報大学院大学が
ルワンダ人留学生の受け入れを
開始してからICT(情報通信技術)を
学んだ学生がアフリカ38ヶ国169人に
のぼり、神戸市も2017年から
エチオピア出身のハサン・ケデュール・
エドリス氏(35)を職員に採用しました。
また、ムガルラ・アミリさんは
アフリカに帰国してから、
ソフトウェア会社を設立しました。
音羽電機工業の現地販売代理店を
担当する予定です。
同社でインターンを経験したとの事です。
このように、企業もアフリカ進出を
支援し、いわゆる産学官の連携が
うまく機能しています。
アフリカとの関係構築の歴史
①2012年
神戸情報大学院大学がルワンダ人
留学生の受け入れを開始しました。
②2014年
ひょうご・神戸国際ビジネススクエアが
開設されました。
アフリカを含む海外展開を支援します。
③2016年
神戸市がルワンダの首都キガリ市と
パートナーシップ共同宣言をしました。
④2017年
エチオピア出身男性を市職員に
採用しました。
アフリカへの企業進出などを
サポートしています。
⑤2018年
アフリカビジネス促進のため市が
タンザニアなどに企業派遣プログラムを
作成しました。
⑥2019年
2016年に続き市がTICAD(アフリカ開発
会議)にブースを出展しました。
2019年8月30日に閉幕した第7回
アフリカ開発会議(会場:横浜市)に、
神戸市もブースを出展して、
アフリカ向けのビジネスをPRしました。
神戸市を中心とした各企業
神戸市との共同出展ブースに、
物流関連企業のコールドストレージ・
ジャパン(神戸市)が参加しました。
同社は2018年に設立された
スタートアップ企業であり、
冷蔵・冷凍の貨物輸送網のサポートを
しています。
また、音羽電機工業(兵庫県尼崎市)は、
避雷器製造を手がけています。
落雷被害の多いアフリカで事業を
展開する予定です。
アフリカへ熱視線を送るのは、
企業の規模を問わずに、数多くあります。
シスメックスは、約40年前から
アフリカに進出している検体検査機器を
製作する企業です。
センサーを開発している
スタートアップ企業Momo(モモ)は
神戸市に拠点を構え、神戸市の支援も
受けて、農業センサーの提供を
開始しています。
最後に
暗黒大陸と言われていたアフリカが、
今や、全世界の熱視線を
浴びているようです。
リープフロッグ と一足飛びに
スマホが普及し、スタートアップ企業が
次々に誕生しているのです。
中国と類似した足跡を
辿っていくのでしょうか。
中国と同様に、インフラが完備されて
いないが故に、一足飛びに
普及していくというのは、
とても興味深いです。
アフリカでは常に汚職や民族対立が
付き物ですが、それらの課題を
解決し安定成長に向かえば、
驚異的な経済成長が見られるのでは
ないでしょうか。
今後、大いに期待したいものです。