五木寛之が歌いながら歩いてきた旅の終わりにエッセイを出稿

はじめに

タイトルを見て、

思わず買ってしまいました。

五木寛之『歌の旅びと ぶらり歌旅、

お国旅 西日本・沖縄編』です。

歌と旅のエッセイで、

旅した地には、常に歌があったそうです。

とてもロマンチックで、私の好きな

歌と旅を取り扱っているので、

興味深々です。

創作意図について

五木寛之氏は、

一つの故郷がないそうです。

両親の故郷は九州の筑後地方で、

学校の教師だった父親が外地へ

移住したから、内地は遠い

故郷だったようです。

その後、九州へ引き揚げて過ごし、

学生時代は上京し、早稲田大学で学び、

働き都会が第三の故郷になったそうです。

さらに、北陸の金沢や横浜で

暮らしたこともあるのです。

絶えず旅を続け、雑誌の取材で、

数多くの町や村も訪ねたそうです。

寺を訪れるテレビ番組に出演したり、

世界中の宗教や歴史を旅する

ルポルタージュを

書いたりもしたそうです。

旅先で色々な音楽や歌にも

出会ったようです。

民謡、歌謡曲、ポップス、

フォーク・ソング、ジャズ、

タンゴなどです。

ジャンルを問わず歌の詞も

書いたそうです。

童謡、CMソング、番組の主題歌、

歌謡曲など数多く書いたそうです。

沖縄から北海道まで、その土地の

人情やお国柄を湧出するという

意図のもとに、

この本を創作されたようです。

西日本・沖縄編について

五木寛之氏は、まず京都から

書き始めています。

京都には、40代から50代にかけて

6年間住んでいたそうです。

旅に生きて、旅に暮らし、最後は

旅の途中で人生を終えたいそうです。

京都で始まり、滋賀、大阪、兵庫、

三重、奈良、和歌山、鳥取、島根、

岡山、広島、山口、高知、香川、徳島、

愛媛、福岡、長崎、佐賀、熊本、大分、

宮崎、鹿児島、沖縄の

順で書かれています。

五木寛之氏は、歌とともに、

時代と地域について、この著書によって

色々再発見されたようです。

来し方を

歌いながら歩いてきたそうですが、

まさに歌の旅びとそのものだと思います。

取り上げた歌の数々

なのにあなたは京都へゆくの(作詞 

脇田なおみ)、琵琶湖周航の歌(作詞

小口太郎)、時の過ぎゆくままに(作詞

阿久悠)、山谷ブルース(作詞 岡林信康)

セロリ(作詞 山崎将義)、あの子はたあれ

(作詞 細川雄太郎)、大阪ラプソディー

(作詞 山上路夫)、雨の御堂筋(作詞

林春生)、東京(作詞 及川眠子)

夜明けのうた(作詞 岩谷時子)

赤とんぼ(作詞 三木露風)、夜霧よ今夜も

ありがとう(作詞 浜口庫之助)、かえり船

(作詞 清水みのる)、コーヒーショップで

(作詞 阿久悠)、プカプカ(作詞 西岡恭蔵)

カサブランカ・グッバイ(作詞 内館牧子)

平城山(作詞 北見志保子)、燃える秋(作詞

五木寛之)、愛は傷つきやすく(作詞 橋本淳)

和歌山ブルース(作詞 吉川静夫)、女人高野(

作詞 五木寛之)、鳩ポッポ(作詞 東くめ)

祝い酒(作詞 たかたかし)、春が来た(作詞

高野辰之)、水色のワルツ(作詞 藤浦洸)

ゲゲゲの鬼太郎(作詞 水木しげる)

鳥取砂丘(作詞 木下龍太郎)、人恋しくて(

作詞 中里綴)、カチューシャの唄(作詞 

島村抱月)、くちなしの花(作詞 水木かおる)

都万の秋(作詞 岡本おさみ)、駅(作詞

竹内まりや)、宵待草(作詞 竹久夢二)

ふたりの夜明け(作詞 吉田旺)

いつかのメリークリスマス(作詞 稲葉浩志)

柿の木坂の家(作詞 石本美由起)

喜びも悲しみも幾歳月(作詞 木下忠司)

かもめの水兵さん(作詞 武内俊子)

おんなの宿(作詞 星野哲郎)

真夜中のギター(作詞 吉岡治)

ダンスパーティーの夜(作詞 和田隆夫)

みちのくひとり旅(作詞 市場馨)

南国土佐を後にして(作詞 武政英策)

手のひらを太陽に(作詞 やなせたかし)

酔って候(作詞 柳ジョージ)、東京ブギウギ

(作詞 鈴木勝)、小島通いの郵便船(作詞

上尾美代志)、浜辺の歌(作詞 林古渓)

瀬戸の花嫁(作詞 山上路夫)HOME(作詞

アンジェラ・アキ)、上海ブルース(作詞

島田磐也)、ラブ・ストーリーは突然に

(作詞 小田和正)、鳴門海峡(作詞 吉岡治)

来島海峡(作詞 レーモンド松屋)、故郷の空

(作詞 大和田建樹)、青葉の笛(作詞 大和田

建樹)、お別れ公衆電話(作詞 藤間哲郎)

唐獅子牡丹(作詞 矢野亮)、影を慕いて(作詞

古賀政男)、雪がとけたら(作詞 のぶひろし)

きよしのズンドコ節(作詞 松井由利夫)

長崎の鐘(作詞 サトウハチロー)

長崎は今日も雨だった(作詞 永田貴子)

島原の子守唄(作詞 宮崎一章)、大都会(作詞

田中昌之)、ノラ(作詞 ちあき哲也)

人生劇場(作詞 佐藤惣之助)、星の旅びと(

作詞 五木寛之)、花水仙(作詞 池田充男)

艶歌(原案 五木寛之、作詞 星野哲郎)

荒城の月(作詞 土井晩翠)22才の別れ(

作詞 伊勢正三)、織江の歌(作詞 五木寛之)

一冊の本(作詞 藤公之介)、想い出まくら(

作詞 小坂恭子)PRIDE(作詞 布袋寅泰)

男の背中(作詞 中山大三郎)、無錫旅情(

作詞 中山大三郎)、硝子坂(作詞 島武実)

乾杯(作詞 長渕剛)、汽車は八時に出る(

作詞 五木寛之)、島人ぬ宝(作詞 BEGIN)

川は流れる(作詞 横井弘)、二見情話(作詞

照屋朝敏)以上ですが、

五木寛之氏が歌いながら歩いてきた

まさに歌の旅びとということが

認識できました。

私の馴染みの歌もあり、

旅先のカラオケでよく歌ったものです。

五木寛之氏自身が

作詞した歌が多いということも

よくわかりました。

ここで取り上げられていない歌で、

私の好きなのは、旅の終わりに、

二人の海峡、愛の水中花、

夜明けのタンゴなどです。

作家で、これほど日本の演歌を

大切に扱ってくれるのは、

演歌愛好家にとっては、嬉しい限りです。

最後に

日本の高名な作家である五木寛之氏が、

歌の旅びとという素晴らしいエッセイを

世に出してもらって、感激しています。

五木寛之氏の著作は、『青春の門』を

含め、色々読んできました。

文体が好きな作家のひとりです。

簡潔にして、深い作品が多いと思います。

早稲田大学の先輩であり、

私の学生時代からとても気になる

存在でした。

知らず識らずのうちに影響を

受けているかもしれません。

昔の「五木寛之の世界」という

テレビ番組を引っ張り出して、

再度見直してもいます。

作詞家としても尊敬できる

歌の旅びとなので、

これから私自身、心斎橋大学で作詞の

勉強をする際に、

とても参考になると思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。