原発汚染水処理をタンク貯蔵不能で海に流す決断の整合性

はじめに

小泉進次郎環境相が何かと話題に

なっています。

付いたあだ名がポエマーとか、

言語明瞭・意味不明とか

期待はずれ感が強いようです。

原発の処理水の海洋放出問題や

除染廃棄物に関しての質問にも

誤魔化したり、煙に巻いています。

真摯に考えて欲しいものです。

福島第一原発敷地内の状況

原田義昭前環境相によると、

昨年10月に福島第一原発を視察した際に、

広大な土地に、大量のタンクが並んでいて

そのタンクの中に、原発の処理水を

貯めているのだが、このままでいいのかと

感じたそうです。

タンクの高さは、10m以上で容量は

1基につき約1000トンです。

その数が約100基もあるそうです。

わずか1週間ほどで、タンク1基が満タンに

なるそうです。

今でも、1日に約170トンもの汚染水が

発生しているのです。

原発の処理水について

処理水とは、放射性物質によって

汚染された水を、特殊な装置を使って

放射性物質を取り除いた水のことです。

この処理水の中に、どうしても

除去出来ないトリチウムが

残ってしまうのです。

それで、原発敷地内のタンクで

この処理水を貯蔵し続けているのです。

しかしながら、このタンクも2022年には、

満タンになってしまうのです。

トリチウムの安全性について

北海道がんセンター名誉院長の

西尾正道医師が言うには、カナダの

原発周辺でトリチウムが大量に

発生し、小児白血病などの健康被害が

報告されているのです。

ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんは

トリチウムが燃料である核融合炉は

安全性に問題があり、環境汚染の観点から

すこぶる危険であるという嘆願書を

当時の小泉純一郎総理に提出したのです。

一方、嘉悦大学の高橋洋一教授は、

トリチウムの海洋放出は、世界中で

行われていると述べています。

トリチウムの人体への影響は、

極めて小さいので、国際的にも

海洋放出しても

大丈夫だとされているのだとの事です。

元経産官僚の古賀茂明氏は、

トリチウム自体は問題ないが、

処理水の中にトリチウム以外の

放射性物質が含まれている可能性が

あるのではと述べています。

最後に

海洋放出賛成派が増えてきていますが、

なかなか簡単にはいかない問題だと

思います。

漁業への影響や、国際的な反応も

考慮しなければならないと思います。

処理水の貯蔵が限界を迎えるのもあと

3年弱になってしまうのです。

小泉進次郎環境相は、

決断を先送りにすることしか

出来ないのでしょうか。

この処理水の問題をキチンと

解決できるなら、偉大な政治家として

後世に名を残すことになるでしょう。

果たして、どうなるのか見ものです。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。