アリババの創業者馬氏の人物像と経営哲学の普遍的価値

はじめに

アリババの馬会長が9月10日に

経営トップの会長を退任しました。

アリババを世界に冠たる

IT企業に押し上げた功績は

否定出来ません。

中国のネット企業がことごとく馬氏の

後を追っているのですが、

中国政府との距離をどのように、

取るのかという課題は残ります。

馬氏について

彼は決してハンサムでもなく、

貧弱そうな体躯をしています。

学生時代の数学の成績は芳しくなく、

大学受験に2回も失敗しています。

しかしながら、彼は失意の中にあっても

不屈の闘志で這い上がり、

偶然にも遭遇したコンピュータで

インターネットを知り、

ビジネスを開始したのです。

それから、中国で初めての

ビジネスサイト「中国黄頁」を

立ち上げたのです。

馬氏はコンピュータ音痴にも関わらず、

中国電子商取引の先駆けとなり

レジェンドになったのです。

とうとう中国のビル・ゲイツとまで

言われ、世界中から賞賛されたのです。

アリババの歩み

1964年

馬雲氏が浙江省杭州市に生まれました。

1999年9月

創業メンバー18人でアリババ集団を

創業しました。

2000年1月

ソフトバンクから約20億円の出資を

受け入れました。

2005年10月

ヤフーの中国事業を買収しました。

2007年6月

馬氏がソフトバンクの取締役に

就任しました。

2013年5月

馬氏がCEOを辞任して、会長職に

専念しました。

2014年9月

米ニューヨーク証券取引所に

上場しました。

2018年1月

時価総額5000億ドルを突破しました。

2018年9月

馬氏が1年後の退任を発表し、後継者に

張氏を指名しました。

2019年9月

馬氏が会長を退任しました。

以上のように、アリババの歩みは

今やカリスマ経営者にまで

なった感のある馬氏とともにあります。

馬氏は、英語教師であった20年前に

訪米し、ITが世界を変えると

確信したのです。

そこから、あっと言う間に世界を

席巻するほどの存在となったと言えます。

アリババの越境EC事業

アリババの勢いは止まらないです。

越境ECまで買収しました。

9月6日にネットイースの

越境EC事業を

買収すると発表しました。

調査会社によると2018年の

越境EC市場でネットイースは

取引額シェアが27.1%で首位でした。

アリババは買収で半分近くの市場を

得ました。

中国のスマホ銀行

中国のスマホ銀行が金融地図を

大幅に書き換えようとしています。

アリババとテンセント傘下の

スマホ銀行は、融資対象が

1億人以上になりました。これまで

銀行借り入れが困難な農村や

零細企業にお金が回りやすく

なったということです。

実に未来型銀行の実現です。

アリババのネットとリアルの融合

アリババの生鮮スーパーが

苦戦しているようです。

ネットとリアルの融合という

壮大な実験とも言える小売業に

チャレンジしています。

しかしながら苦戦を

強いられて、日本の

スーパー大手のイトーヨーカ堂に

教えを請うたそうです。

イトーヨーカ堂は中国成都市で

地元に密着したスーパーを

展開して好調を維持しているようです。

最後に

馬氏は、数々の名言を残していますが、

特に印象的な言葉は、

「成功をどう定義すればいいのかは

分からないが、何が敗北であるかは

知っている。それはあきらめることだ」

要するに挫折を恐れてあきらめる者に

成功はないということだと思います。

アリババの哲学そのもので、

後々、大いに後進を

鼓舞するものだと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。