はじめに
華麗なるギャツビーやシャレードなど
有名な映画の中で、
着こなすスタイルを学ぶのは、
とても興味深いことです。
往年の欧米の映画作品は、
渋いシニア紳士にとっては、
装いの教科書だと思います。
着こなしが参考になる映画は
数多くあるようです。
名画ベストテン
①華麗なるギャツビー
ロバート・レッドフォードの華麗で
エレガントな遊び心のある
スーツスタイルの神髄が学べるようです。
特に注目すべきは、襟付きでは
あるが、ダブルのベストの
スリーピースです。
小物の襟ピンや懐中時計の鎖や
コンビ靴なども魅了させられます。
②シャレード
ケーリー・グラントの渋い燻し銀の
着こなしが魅力的です。
またゆったりしたグレーのスーツに
白いシャツで派手さの無い
無地のネクタイを
端正に結ぶという着こなしは、
学ぶに値すると思います。
③北北西に進路を取れ
ドブネズミルックの
グレーのスーツですが、
上着が少しタイトでズボンが太めの
グラントの50年代スタイルの着こなしは
普遍的なようです。
クラシックな感じではあるが、
清潔感、社会性、控えめさ、上品さなどが
備わっているのです。
④アニー・ホール
ウディ・アレンのヤボに見えるが、
粋な着こなしは素晴らしいと思います。
ツイードジャケットに
チェックのシャツという組み合わせや、
色柄のTシャツと太めのチノパン、
コーデュロイパンツなどの
ラフな着こなしは何とも言えないほどに
魅了させられます。
⑤泥棒成金
とにかくケーリー・グラントの渋さが
際立っているようです。
スカーフなど小物を使ったシニアの
カジュアルな上品さを醸し出しています。
首元に巻いて華やかさが出てくるのも
グラントならではと思います。
グレーのブレザー、白シャツに
アスコットタイという組み合わせも
オシャレです。
⑥ブリット
何と言っても、格好いい
スティーブ・マックイーンの着こなしは
注目です。
ツイードジャケットは、もともと
野暮ったい感じに見えますが、
暗色のニットやスラックスが
それを見事に引き締め、洗練された
印象を与えるのはマックィーンならではと
思います。
⑦炎のランナー
英国紳士の服装図鑑とも評される
太いストライプに特徴のある
20年代のケンブリッジ大学の
様々なスタイルが垣間見られる
貴重な映画だと思います。
⑧パリの恋人
ミュージカル作品ならではの
装いが素晴らしいです。
ノータイで、ネクタイをベルトの
代わりに使ったり、2色使いの靴など
遊び心がとてもいいです。
⑨太陽がいっぱい
アラン・ドロンの有名な映画ですが、
上流階級のリゾートスタイルは
なかなかの圧巻です。
⑩オリエント急行殺人事件
ドレススタイルのルーツが学べたり、
アンソニー・パーキンスの
ブレザー・スタイルは着こなしの
参考になると思います。
最後に
本当に、映画によって、着こなしを
学べるということを痛感しました。
ひとつの映画の見方として、
とても興味深いと思いました。
映画は実に様々なことを教えてくれるので
出来るだけ数多くの作品を
視聴すべきだと思うのですが…