移民政策でEUが問題解決出来るかどうかの可否

はじめに

EUの移民政策が

行き詰まっているようです。

難民危機から3年経過しましたが、

EUは、加盟各国共通の移民政策を

実現出来ていないのです。

移民問題で最大の負担をしている

ギリシャの移民キャンプは

収容能力をオーバーして

衛生状態が最悪に

なっているようです。

イタリアの移民政策

820日に、イタリア連立与党を

構成していた極右の同盟が

解散総選挙を要求して、連立政権を

事実上崩壊させたのです。

同盟の党首サルビーニ内相は、

選挙の遊説先で

イタリアを欧州の難民キャンプには

させないと強弁していました。

ポピュリズムの政治指導者サルビーニ氏の

移民政策が、EU内で混迷している

状況を暗示しています。

EUの移民政策

実際、EUは加盟各国に共通する

移民政策を確立出来ていないのです。

現在のEUの仕組みでは、

移民の玄関口であるギリシャ、イタリア、

スペインなどに過重な

負担が生じているのです。

EUは移民政策で身動き出来ず、指導性を

発揮できないので、加盟各国の

関係が悪化しているのです。

当然、連帯意識が希薄になっています。

ダブリン規制について

EUの難民管理制度であるダブリン規制が

問題の元凶であるようです。

難民申請の受け付けと管理を

難民希望者が最初に到着した国に

義務化しているのです。

密航でやって来る移民の多くは地中海を

通るので地中海沿岸の諸国すなわち

ギリシャ、イタリア、スペインに

大きな負担がかかるのです。

この3ヶ国の負担を軽減するために、

加盟各国で、分担するしかないですが、

多くのEU加盟国が受け入れを

拒否しているのです。

移民問題の解決策

移民問題の解決は、新体制の

欧州委員会と欧州議会の最も重要な

議題です。

移民受け入れの負担をする国には、

財政的支援をし、同意しない国には、

EU予算の配分を

減額することになるでしょう。

それと、難民受け入れのルールと

プロセスの一元化などが

必要不可欠です。

南欧諸国に代わって、

北アフリカ諸国に国境的役割を

負担してもらうためには、

移民希望者の扱いについて、

北アフリカ諸国が適切なルール作りを

する必要があります。

最後に

EUは、新体制下で、なんとか移民問題を

解決しようとしています。

イタリアにサルビーニ氏のような

極右の首脳を誕生させないためにも

移民問題については、日本も

他所ごとではないと認識する

必要があります。

世界は流動的で、日本にもいずれ

大量難民が殺到するかもしれません。

事態が勃発した時に慌てふためくことが

ないように、様々なシナリオを

想定するのが必要不可欠だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。