はじめに
G20でプラごみ削減についても
話し合われるが、日本が世界を
牽引していかなければならないと
思います。
技術革新によって各企業が
プラごみ削減に熱心に取り組んで
いますが、その点に関しても
世界に発信してリードして
いくべきです。
生態系の破壊阻止のために…
レジ袋対策について
2020年4月以降に、レジ袋有料化を
政府が打ち出しています。
スーパーでは、既に有料化やマイバッグ
持参の利用客が増加しています。
コンビニエンスストアにおいても、
2030年までに、
セブン&アイ・ホールディングスは、
プラスチック製レジ袋使用量ゼロを
目指しています。
またイオン傘下のミニストップは
6月24日から千葉県内の2店舗で、
レジ袋1枚3円と有料化の実験を
始めたようです。
年内には全国約40店舗に
拡大するそうです。
ローソンは平成29年から、一部で
サトウキビ原料を使ったレジ袋を
使用したりしています。
ファミリーマートは1店舗あたりの
プラ原料使用量を12年比で
約3割減らしたようです。
レジ袋有料化は、消費者が量を減らしたり
マイバッグを持参するようになるので、
レジ袋削減に有効だと思います。
レジ袋の行方
2018年の国連の使い捨てプラスチックに
関する報告書によると、
世界で毎年1兆から5兆枚のレジ袋が
消費されているそうです。
ある報告書によるとレジ袋は
約12分後には捨てられているそうです。
このような一瞬でなくなるのに
果たしてレジ袋が必要なのかと
思ってしまいます。
世界中で年800万トン以上のプラごみが
海洋に流出しています。
プラごみが海洋に及ぼす影響として、
①袋のまま海に運ばれる場合
ウミガメが食べ腸閉塞などを発症します。
また、光を遮断して海藻の生育を
阻害します。
②紫外線を浴び、波で5ミリ以下に粉砕され
マイクロプラスチックと化して
海で漂流する場合
魚が食べてしまうのです。
また、海底に付着し覆いのように
広がるので生物が酸欠状態になります。
以上のように、海洋汚染が
生態系に様々な形で波及していくのです。
そしてついには、
食物連鎖上位の人間が、その魚を食べると
当然、人体に影響を及ぼすのです。
プラごみ削減のための企業の取り組み
①キリンビバレッジ
リサイクル樹脂100%のペットボトル商品
②三菱ケミカル
微生物の力で自然分解される生分解性
プラスチックを開発
③アキュラホーム
間伐材などをスライスして巻いた
木製ストローを開発
④はるやま商事
再生ポリエステル生地100%の
ワイシャツを開発
⑤日本製紙
紙ベースのフィルム相当性能の
バリア素材を開発
⑥セブン–イレブン・ジャパン
全てのおにぎりの包装に植物由来の
プラスチックを順次導入
以上のように、各企業ともその技術力を
駆使してプラごみ削減のために精力を
傾注しているようです。
最後に
日本は2035年までに、すべての
プラごみを有効利用する資源循環戦略を
高らかに宣言しました。
大阪G20で海洋プラスチックごみ問題は
主要テーマです。
政府が打ち出しているスーパーや
コンビニでのレジ袋有料化は、その対策の
ひとつです。
同時に各企業がプラごみ削減のための
技術を高めていくのもとても重要です。
地球問題対策は、もともと自然と
共生してきた日本及び日本人の
得意分野だと思います。
ゆえに、日本人の叡智を世界に
拡散していくべきです。