産業革命とAI革命の類似性と克服すべき雇用問題と格差是正

はじめに

徐々に兆しが現れつつありますが

A I・ロボットによる自動化によって

失職したり格差が拡大するという

負の要素にどう対応するかというのが

喫緊の課題だと思います。

歴史的にも産業革命時に

ラッダイト運動という機械打ち壊し

がありましたが

実に温故知新です。

失職する可能性の高い職種

電車運転手、検針員、一般事務員、

路線バス運転者、レジ係、ビル清掃員、

銀行窓口係、保険事務員、ホテル客室係、

建設作業員、自動車組立工、警備員、

行政事務員()、タクシー運転者、

速記者、トラック運転者、自動車製造工、

鉄道車掌、秘書、機械組立工、

航空管制官、税務職員、溶接工、

行政書士、税理士

これらの職種は約90%以上の高い確率で、

将来失職するとのことです。

18世紀後半以降の英国について

やはり歴史を紐解くと、あの産業革命の

時期の英国について

想起せざるを得ません。

無力な労働者とますます富を築いていく

資本家との格差拡大が顕在化したのです。

当時の労働者はまず選挙権がほぼ無い

状態です。

投票によって意思表示

できなかったのです。

ラッダイト運動という機械打ち壊しに

しか頼れない絶望的状態だったのです。

これに対して英国政府の取った態度は

単に機械打ち壊しの労働者を逮捕したり、

死刑に処したりするだけでした。

英国政府は機械化や工業化を

遮二無二推進するばかりでした。

1980年代以降の世界について

AI時代もやはり産業革命期に類似した

状況が湧出しているようです。

欧米先進諸国ではロボットの導入により

中所得層が失職したり、より低賃金の

職種に追いやられています。

同時に様々な問題も浮上しています。

雇用縮小が原因の一部と見られる

婚姻率の低下、犯罪の増加、

死亡率の増加などです。

それ故に、今や欧米諸国の多くの

有権者はAI・ロボット革命を

抑制する政策を支持する傾向があります。

徐々にポピュリズムが

台頭しつつあるのです。

日本の場合について

翻って日本について暫時考察してみたいと

思います。

日本は少子高齢化で、労働力不足に

四苦八苦している状況です。

それでAI・ロボット革命は労働者に

代替すると考えられずに、労働力不足を

補完するものだと認識されるのです。

欧米諸国とは、随分認識の違いが

あります。

最後に

AI・ロボット革命による

成長の恩恵を幅広い層が

享受できる事が、過去の歴史の教訓から

学んだことになるのです。

課題解決には、補完的な技能の教育訓練、

スキル向上のための教育制度すなわち

狭義には機械学習のスキル・広義には

高齢者や低賃金労働者への政府管掌保険、

不平等の拡大を少しでも緩和するために

最下層の人々に

税控除等が必要不可欠だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。