親鸞聖人を分かりやすくしたアニメ映画歎異抄をひらくはおすすめ

はじめに

教えてください。

無常なこの世を、私たちは、

なぜ生きるのかーとの疑問を

解いてくれそうな

初のアニメ映画「歎異抄をひらく」が

話題になっています。

親鸞聖人の発する言葉を弟子の

唯円が書き著した作品で

珠玉の言葉が散りばめられ、

生きるとは何かを鋭角的に

突き付けてくる著作です。

映像からは、より胸刺さるものが

あるのではと思い、魅了されます。

歎異抄の代表的な言葉

・火宅無常の世界は、万のこと皆もって

そらごと・たわごと・真実あることなし

(この世のことすべては、そらごとであり、

たわごとであり、まことは一つもない)

・善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや

悪人をや

(善人でさえ浄土へ生まれることができる、

ましてや悪人は、なおさらだ。)

・親鸞は弟子一人ももたず候

(親鸞には、弟子など一人もいない。)

以上は代表的な言葉であり、

親鸞の最も言いたい重要な珠玉の名言だと

思います。

声優として登場する石坂浩二

声優として、俳優の石坂浩二氏が

親鸞聖人の役割を担っていますが、

石坂浩二氏によると、

親鸞聖人の最も有名な言葉「善人

なおもって往生を遂ぐ、いわんや

悪人をや」は、単なる善人、悪人という

問題ではなく自分を見つめる言葉では

ないかと考えているそうです。

また、人間は煩悩すなわち欲望の

かたまりだから、つい人間は悪を

作為してしまうのです。

そういう自分をなかなか認められないのも

人間なのです。

以上のように石坂浩二氏は

冷静に考えているようです。

また、この大哲人とも言える

親鸞の役を声で、

演じる難しさを実感したそうです。

さらに、素晴らしい美しい画面に

負けないように

実像を上手く滲ませるように

創意工夫されたのではと、想像するのは

私だけではないと思います。

最後に

800年という時空を超えて、現代人の

心に痛切に突き刺さる親鸞の「この世は、

人の力ではどうにもならんことばかり」

という現実を受け入れて行かねばならない

不条理な事件や大災害の頻発する現世の

生きづらさを実感している人は数多く

見られると思います。

地震、台風、落雷、火災、殺人、傷害、

窃盗、病気や事故、肉親との死別、

事業の失敗、リストラなど…

いつ何が起こってもおかしくない

末法泡沫の俗悪な世に

私たちは生きています。

盛者必衰、愛別離苦、会者定離、

物盛んなれば則ち衰うなどの言葉は

本当に身につまされる昨今です。

今は成功し、得意の絶頂であっても

必ず破壊崩落がやってくるのです。

出会いの喜びがあるのも束の間、

別れの悲しみが襲来するのが現実です。

悩みをひとつひとつ乗り越えても、

裏切りの絶え間無い不安で

不条理な世界だから、

火のついた家に喩えて、火宅無常の世界と

親鸞が述べていますが、

言い得て妙だと思います。

さて、今日はシネマート心斎橋という

アメリカ村三角公園近くの

ビッグステップという若者が屯ろする

ファッションビルの映画館で、

観賞できたのも、

印象深いものがありました。

若者たちにも是非見てほしい

アニメ作品だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。