はじめに
大阪G20がいよいよ開幕します。
米中首脳会談は6月29日に
開催されます。
果たして何らかの米中貿易戦争の
終結へ向けて方策が見つかるのか
注目です。
G20の議題は次の4項目です。
①世界経済②イノベーション
③格差・インフラ④気候変動
人権や保護主義が無いです…
交通規制などのデメリット
主な市民生活への影響
①学校など
すべての府立、市立学校が休校
一部の企業も休業
②公共交通機関
大阪メトロ中ふ頭駅が3日間利用停止
空港リムジンバス、高速バスなど複数運休
③医療機関
咲洲内の医療機関で一部臨時休診
④大阪市は資源ごみなどの収集を
3日間休止
⑤配送の日時指定を一部制限
以上のように市民生活に多大な影響が
出るようです。
これだけのデメリットを有しながら、
成果が期待出来ないと、
何のためのG20かと思ってしまいますね。
今こそG20の形骸化を阻止すべく
議長国の日本は
踏ん張らねばならないのです。
G20歴代議長国と合意内容
⑴2008年11月
ワシントン(米国)
金融危機へ一致して対応、保護主義を拒否
⑵2009年4月
ロンドン(英国)
財政政策、金融規制
⑶2009年9月
ピッツバーグ(米国)
G20サミットを毎年開催
⑶2010年6月
トロント(カナダ)
先進国の財政赤字を半減
⑷2010年11月
ソウル(韓国)
通貨の競争的な切り下げ回避
⑸2011年11月
カンヌ(フランス)
欧州危機へ結束して対応
⑹2012年6月
ロスカボス(メキシコ)
欧州危機で各国の自助努力求める
⑺2013年9月
サンクトペテルブルク(ロシア)
シリアへの武力行使に打開策見いだせず
⑻2014年11月
ブリスベン(オーストラリア)
ロシアのプーチン大統領が予定切り上げ
帰国、ウクライナ問題非難で不満か
⑼2015年11月
アンタルヤ(トルコ)
テロ対処で連携
⑽2016年9月
杭州(中国)
首脳宣言に「英国がEUの緊密な
パートナーであることを希望」
(11)2017年7月
ハンブルク(ドイツ)
米国以外で「パリ協定は不可逆的」共有
(12)2018年11〜12月
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
首脳宣言から「保護主義と闘う」削除
G20について
G20とは、G7に中国、インドなど
新興国を加えた20ヶ国・地域のことです。
G7には、日本、米国、英国、カナダ、
フランス、ドイツ、イタリアの先進国が
あります。
G7では解決しきれない問題も
数多く噴出してきたので、
門戸を広げたのですが、船頭多くして
船進まずの状況が出つつあります。
最後に
大阪G20は、日本が初の議長国として、
リード出来るかどうかです。
問題は山積しています。
2008年の世界金融危機対応のために、
ワシントンで開始されたG20の
役割は、2009年の第3回ピッツバーグで、
事実上終了したとの認識があるようです。
G20が既に形骸化し、米政権もさほど
重視していない様子も伺えます。
単なるショーだと仕様もないですね。
これだけのデメリットがありながら、
日本は議長国の役割を
果たさなけれならないので、
割りが合わないと言っても
過言ではないと思うのですが…