天安門事件から30年後!当時の学生リーダー王丹氏のインタビュー

はじめに

天安門事件の学生リーダーの

王丹氏が来日して、インタビューに

応じたようですが、

日本政府に対して大きく失望したとの

意見を述べたようです。

日本政府は民主化運動に無関心で、

北京の独裁政権に配慮しているが、

そのわけが全く理解できないとの

事でした。

王丹氏について

1989年春の北京大学在学中に、

民主化運動の学生リーダーとして、

抗議デモなどを主導していたそうです。

天安門事件後、政府転覆罪で当局に

逮捕されました。

しかし、1998年国際社会の圧力で、

仮釈放されたのです。

その後、アメリカに亡命しています。

2008年アメリカのハーバード大学で、

博士号(歴史学)を取得して、現在も

民主化運動を継続しているそうです。

中国の人権状況について

習近平政権に対して、かなり

批判的で、過少評価しているようですが、

一面首肯出来る点もあるようです。

王丹氏によると、30年前の天安門事件

当時より現在の中国の人権状況は、

酷くなっているそうです。

天安門事件当時は、まだ多少の

言論の自由があったが、

今では、習近平政権を批判すると、

即逮捕されるなど、全く批判できないとの

事です。

中国は、完全な監視社会になったような

感覚を把持しているのではと思います。

チベットやウイグル族などの人権問題は、

日ごとに悪化していて、習近平政権が

続行する限り、中国の人権状況は

ますます深刻化していくのではとの

考えを王丹氏は吐露しています。

米中貿易戦争について

王丹氏の米中貿易戦争についての

見方も、かなり中国に対して批判的です。

中国は、これまでに知的財産権を

侵害して、国際社会を欺くような形で

経済発展してきたというのです。

それでアメリカの怒りを買い、

米中貿易戦争が起きたとの考え方を

王丹氏はしているようです。

しかしながら、彼はトランプ大統領には

あまり期待していないようです。

やはり中国は、中国人自らが

改革して、民主化をして

いかねばならないとの

思いを抱いているようです。

中国共産党政権について

王丹氏は、歴史学に造詣が深く、

色々な帝国の崩壊の過程を

研究考察してきただけに、

現在の中国の習近平政権には過去の

帝国の崩壊過程に近似した要素が

あると指摘しているようです。

すなわち帝国は、

国内の不満を外に向けさせるために

拡大路線を踏襲していくと、

内部崩壊が促進されるという事です。

実に、一帯一路が拡大化なので、

それが中国崩壊の兆候だとの指摘です。

崩壊がいつ起きて、混乱しても

大丈夫なように

今から即法整備が出来る体制を

構築するなどの準備が不可欠との

考えのようです。

最後に

王丹氏の発言は、

かなり過激なようですが、真に中国の

民主化を求める熱意があるようです。

中国の現状を考察すると、

王丹氏が描いている中国の未来が

簡単に実現するとは思えないです。

AI時代においても、中国はかなり

先行している感じがしますので、

一党独裁の強みを発揮して、

監視社会をますます深化していくのではと

思われます。

しかしながら、中国以外の国が果たして

中国をモデルにしたいとは

思えないのです。

やはり自由と民主主義は

維持したいと思うのですが

今後も米中貿易戦争を注視して、

日本及び日本人がどう対応すべきかを

考えざるを得ない時代が

令和時代なんでしょうね。

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