引きこもりの長期化で高齢化が進み社会復帰の糸口発見可能性の有無

はじめに

なんと中高年の引きこもりが

増大しているそうです。

内閣府の40歳から64歳を対象にした

調査によると半年以上自宅に

引きこもっている人が

全国で61万3千人との事です。

80代の親と50代の子供ということで

「8050問題」(はちまるごーまる問題)と

言われます。

引きこもりが原因の事件の事例

2016年5月新潟県三条市で母(70代)が

引きこもりの息子(50)を殺害し、その後

自殺、遺書には「夫の元へ息子と共に行く」と

書かれていたそうです。

また2017年12月北海道札幌市で、

母親(82)が寒さと飢えによって死亡後、

引きこもりの娘(52)も飢えで

死亡したようです。

8050問題について

引きこもりは、一般的には、

10代から20代の若者の社会問題として

考えられてきました。

しかしながら、引きこもり問題が

社会問題として浮上してきた

1980〜90年代から30年経った今日、

当時の引きこもり世代が社会参加出来ずに、

現在も引きこもり続けて

年齢が50代になっているのです。

彼らの生活は以前と同様の状態で、

当然30年も経つと親は退職して、

家計も厳しくなり体力も低下するので、

なかなか厳しい状況に置かれていると

思います。

引きこもりの原因

①職場に馴染めなかった23.7%

②就職活動がうまくいかなかった20.3%

③不登校(小学校・中学校・高校)11.9%

④人間関係がうまくいかなかった11.9%

⑤大学に馴染めなかった6.8%

⑥受験に失敗した1.7%

やはり、仕事での挫折が大きく

左右しているようです。

日本の経済状況が誘引になっている場合も

あると思います。

バブル崩壊後の失われた10年に、

就職するのに困難を極めた世代は、

もはや50歳になろうとしています。

非正規雇用として働かざるを得ないし、

職探しも苦労して、引きこもりに至った

ケースもあるのではないでしょうか。

国の対策・支援

全国66の都道府県や政令都市とハローワークと

連携した「ひきこもり地域支援センター」が

あります。

また各県や市町村では、地域に潜在している

当事者の早期発見を促進する

「ひきこもりサポーター養成研修事業」も

設置されているのです。

ここの研修修了者が当事者の自宅を訪問する

「ひきこもりサポーター派遣事業」が

あります。

根本匠厚生労働相は「多様な社会参加、

就労を通じて社会とのつながりを

回復していくことが重要だ」と述べています。

最後に

引きこもりを脱した人も少なからず

いるようです。

ハローワークの支援のもと、

粘り強く仕事を探し続け、

自力でやれる仕事が見つかったという事例も

あります。

また、気遣ってくれる家族や友人に

何回も声かけされて、引きこもりから

脱出できた例もあるようです。

地域社会いわゆるコミュニティーが

発達していると、うまく手助け出来る

可能性も出てくると思います。

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