‪東京福祉大留学生の不法残留や所在不明で入管と文科省が実態調査‬

はじめに

東京都豊島区の東京福祉大の

留学生700人が所在不明で、

その中には就学ビザが切れ、

不法残留になっている

場合もあるそうです。

東京福祉大では、平成28年度から

研究生として、日本語を学ぶ学生を

受け入れて1年間で修了、試験に合格後、

学部入学させるようです。

研究生の選考は、書類と面接で、

平成30年度は99%が合格したそうです。

少子化で留学生を取り込む大学

日本の大学において、

少子化ゆえに留学生を取り込む大学が

増加傾向にあるのは、数年前から

よく言われていたことです。

東京福祉大は、平成28年度から研究生の

募集を開始したそうです。

その後3年間で学費収入が

約12億円増加したようです。

大学側にとっては、

願ったりかなったりでしょうね。

東京福祉大学について

東京福祉大学は、

2012年に、群馬県伊勢崎市で創立された

私立大学です。

全国的に3学部を展開しているようです。

研究生を含めた留学生総数は、

平成27年度の1403人でしたが、

3年間で約3.7倍に増えています。

日本学生支援機構によると、

全国2位の5130人を受け入れたそうです。

しかしながら、設備面で収容しきれないのか、

銭湯の2階とかアパートの部屋を

教室として使用していたそうです。

研究生の実態

研究生として受け入れた多くの留学生が、

所在不明になっていることに関して、

大学関係者は、「勉強ではなく、

労働目的の人が多い」と述べています。

それで、大学で勉強する気が無く、

アルバイト中心の生活で大学を

欠席してしまうとのことです。

東京福祉大が安易に多数の研究生を

受け入れたのは、大いに問題ある事だと

思います。

過去に問題のあった大学

2013年酒田短期大(山形県酒田市)において、

中国人留学生265人の

受け入れ予定だったのですが

在留資格が無いことが発覚しました。

この時、約200人の留学生が不法就労していた

事が問題にもなりました。

また城西国際大(千葉県東金市)では、

2016年に200人以上が

不法残留となったのです。

ついには、入管が立入検査を行う

事態に至りました。

類似したケースのある大学は、

全国至る所にあるのではないでしょうか。

問題の管理体制の調査

東京福祉大で、所在不明となった

数十人の留学生は、就学ビザが切れ

不法残留になっているので

入国管理局と文科省が詳細に

調査しているようです。

また国からの補助金を有効かつ適切に

留学生支援のために

使っているかどうか調査するために

会計検査院も乗り出すようです。

追い込まれる留学生

大学の関係者の話では、研究生に

応募するのは、日本語学校は出たが

進学出来なく帰国するわけにいかないからです。

母国を出る時に、留学費を借金しているのです。

ここに大きな問題点が

あるのではないでしょうか。

現地の悪質(?)なブローカーが

介在して、真面目な学生に甘言で、

「日本に行けば何とかなる」というような事を

言って、100万円程の法外な仲介料を

払わされているようです。

東京福祉大の募集要項によると、

1年間の学費は、中国籍で87万円、

中国籍以外で60万〜70万円です。

母国を出る際に、法外なお金を

ブローカーに支払い、

さらに日本での大学の

学費も払いと、かなりの金銭負担が

のしかかるわけです。

それに物価高の日本で

生活しなければならないのです。

地獄の日本生活を過ごすので、

疲労困憊で、勉強どころでないのは、

火を見るより明らかです。

問題点の背景

何と言っても深刻な人手不足ということに

なると思います。

日本側は、留学生を働き手としても

期待しているのです。

2014年に留学生を受け入れる

日本語教育機関は485校でした。

2017年には、なんと3割増しの643校です。

日本語教育機関が急増してトラブルも

増えているようです。

日本語教育振興協会の高山泰専務理事は、

留学生に対して、日本での生活について

正確な情報を伝達するように指導しているが、

現地のブローカーから誤った情報を伝達される

場合もあるそうです。

最後に

真面目で働き者の留学生が多いという

評判は、よく耳にします。

このような、親日的で向学心に燃えた

純粋無垢な留学生を不法残留というような

犯罪に向かわせているのは、

日本側にも大きな

責任があるのではないでしょうか。

本当に悪いのは留学生ではないと思います。

現地ブローカーが介在

出来ないようにすべきだと思います。

大学も適切な教育環境を整えて、

留学生ひとりひとりに向き合って、

個別指導をするくらいの懇切丁寧な

指導が必要だと思うのですが…

それが回りまわって大学のためにもなると

思います。

ひいては両国の良好な関係を

促進するのではないでしょうか。

今回問題になった東京福祉大学は、

留学生に愛情を持って

向き合ってほしいと思います。

東京福祉大の関係者が

「勉強でなく労働目的で来ている」と

証言していますが、

大学が突き放しては駄目だと思うのですが…

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。