ブラック・クランズマンのアカデミー賞はブラックムービーならでは

はじめに

今日は神戸三宮シネリーブルで

「ブラック・クランズマン」を

鑑賞したのですが、社会派映画の割には、

まあまあ面白い映画でした。

黒人刑事が白人至上主義結社KKKに

潜入捜査するという奇想天外で痛快な

ブラックムービーです。

スパイク・リーについて

スパイク・リーの場合、「ドゥ・ザ・ライト・

シング」や「マルコムX」で人種差別問題を

扱って評価されたが、イデオロギー優先の

社会派映画とは全く違っていたのです。

音楽と映像が素晴らしく、

うまく融合していたのです。

このブラック・クランズマンも

音楽と映像が際立っていました。

ブラックムービーの旗手・鬼才

スパイク・リーの完全復活とも言える

作品ではないでしょうか?

KKK(白人至上主義結社)について

アメリカの映画で、南北戦争を舞台にした

有名な映画と言えば、

「風と共に去りぬ」があります。

アメリカを代表するこの映画の

アトランタ陥落から始まります。

北軍が南軍の拠点アトランタを

焦土と化し、

南北戦争の勝敗が決まったのです。

「南部連合旗」がKKKを象徴するもので、

クローズアップされます。

まさにKKKは南北戦争以来の差別思想の

残滓かもしれないようです。

すなわち、南軍の残党が

創設したとされる秘密結社KKKの団結集会で、

指導者が「アメリカファースト」と

叫ぶ場面は、違和感を感じるのですが…

風刺映画の一面もあるようです。

ストーリーの展開は、

血湧き肉躍るというほどではないです。

映像場面のひとつひとつに、

釘づけになることはないです。

時代の問題と矛盾を描き続ける

ストーリーテラーと言われ、

第91回アカデミー賞脚色賞、他5部門に

ノミネートされスパイク・リー監督史上

最高傑作と称されたのですが、

眠くなる場面も確かにありました。

映画の概要

1970年代の半ばに、初めて採用された

黒人の刑事が主人公で、舞台はコロラド州です。

この黒人の刑事が、KKK(白人至上主義結社)に

入会して、潜入捜査するという

奇想天外な話です。

黒人刑事のKKK幹部との電話のやりとりが

絶妙で嘘八百を並べるのです。

そして、同僚のユダヤ人の刑事を

自分の代わりに潜入させ、

まんまとKKKの会員証をゲットするのです。

そして堂々と入会式に参加するのは、

圧巻です。

最後に

21世紀になって、随分人種差別は

無くなったような気がします。

しかしながら、まだまだ人種差別は、

残っているのだということを

再認識させられる映画でもあるようです。

スパイク・リーは、「この作品は、

僕たちが暮らす現代社会に対する

実験なんだ」と述べています。

実に示唆に富んだ発言だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。