はじめに
いよいよ米朝首脳会談ですね。
ベトナムハノイで、
実施されるとは、なかなか示唆に富む
感じがしてならないですね。
北朝鮮も果たして、ベトナムのように
変貌するのかどうか分かりませんが、
ベトナム化して、ベトナムのように
親日の国になってくれたら、
オンノジですが。
ベトナムハノイ開催の思惑
米朝首脳再会談の開催地となったベトナムの
グエン・フー・チョン共産党書記長は
2月27日にトランプ米大統領との
2国間会談を優先したのです。
米国との友好関係を内外に強調し、
南シナ海問題での中国を牽制する
思惑もあると思います。
ベトナムにとって、アメリカは最大の
貿易相手国です。
米越首脳会談に合わせて、ベトナムの
航空会社が、ボーイング社の航空機100機
総額は約210億ドル(約2兆3千億円)の
契約をしたそうです。
ハノイ周辺の様子
2月27日は、ベトナムハノイ市内では
装甲車も出動して厳戒態勢がとられました。
交通規制も敷かれ、渋滞も発生したようです。
再会談の行われるハノイの老舗ホテル
ソフィテル・レジェンド・メトロポール・
ハノイはホテル周囲が完全封鎖され、
探知犬も使うほどの
物々しい様子だそうです。
ベトナムが国家の威信をかけて、
会談を成功裡に終了させたいのだと思います。
主な対北朝鮮制裁
会談の主要議題の一つが、
対北朝鮮制裁の緩和であるのは、
言うまでもないことです。
国連が課している制裁として
①北朝鮮からの輸入制限
②北朝鮮への輸出・物資
③出稼ぎ労働者の制限
④外交官の銀行口座開設を制限
⑤決議違反疑いの船舶に対し拿捕や
差し押さえの義務
等があります。
次に関係各国ですが、
アメリカは、北朝鮮と取引する中露、
中東などの企業に資産凍結などの
制裁をしています。
肝心の日本は、北朝鮮船籍または北朝鮮に
寄港した船舶の入港全面禁止をしています。
韓国はというと、
南北経済協力事業の中断をしていますが、
国連制裁の緩和次第再開するようです。
最後に
マスコミの報道の一部では、
トランプショーだという風に
揶揄してもいます。
選挙を控えたトランプ大統領と
独裁者のガップリヨツの感を
呈してきたようです。
事前の実務者協議では北朝鮮の非核化への
進展はなかったようです。
今回の両首脳の直接協議で、
トランプ大統領は
妥協していくのではないかという
観測が垣間見えるようです。
開けてビックリ玉手箱となるのでしょうか?
日本にとっては、拉致問題という
解決すべき大きな問題があります。
果たして、どうなるのか
再会談の行方が注目されます。