北方領土問題日ソ共同宣言に基く落としどころは二島返還か⁉

 

はじめに

日本の領土問題は、対ロシアの北方領土問題、

対韓国の竹島問題、

対中国の尖閣諸島問題があります。

いずれも日本にとっては、

刺さった棘のようなものです。

解決するのに、大きな困難を伴うと思います。

特に北方領土問題は、現政権にとっては、

解決すべき喫緊の問題です。

北方領土の現実問題

プーチン政権が

露極東地域の土地無償貸与制度で、

北方領土の公有地442haがロシア人

約450人に貸与されていた事が

判明したそうです。

ロシアは、ドンドン既成事実を作り、

返還する意思があるとは

思えないですね。

残念ながら、北方領土の

ロシア化が進んでいるようです。

無償貸与対象地

ロシア政府は、貸与地を有効に活用すれは、

5年後には、その土地を譲渡するとの事です。

そういうわけで、2016年時点で、

約1万7千人のロシア人が

地権者になっているそうです。

2018年12月時点で、

国後、色丹に427人、420ha、

択捉に27人、22haを

無償貸与しています。

歯舞諸島は、無償貸与対象地でなく、

ロシア国境警備隊とその家族が

居住しているだけです。

また、ロシア国防省は、2018年末に、

国後、択捉に、兵士やその家族用の宿舎を

4棟(188戸)新設しました。

ここでロシア軍は射撃訓練を頻繁に

行なっているそうです。

サンフランシスコ平和条約

サンフランシスコ平和条約は、

1951年(昭和26年)9月8日には

全権委員によって署名され、

翌年の1952年(昭和27年)4月28日に

発効するとともに

「昭和27年条約第5号」

として公布されました。

日本は、この条約で

南樺太と千島を放棄したのですが、

色丹と歯舞諸島は放棄していないのです。

日ソ共同宣言

その後、1956年10月19日に鳩山一郎首相と

ソ連のブルガーニン首相が、

モスクワで日ソ共同宣言に調印し、

12月12日に発効する事になったのです。

これによると、ソ連は歯舞群島と色丹島を

引き渡すことに同意したとあり、

また、ソ連崩壊後の2001年、ロシアの

プーチン大統領と森喜朗首相が

イルクーツク声明で日ソ共同宣言の

有効性を確認したそうです。

領土問題の日露間の見解の違い

ロシアは、サンフランシスコ平和条約に

調印しなかったのです。

調印しなかったので、

条約第25条の規定により、日本が放棄した

領土を自国領土にする権利は無いのです。

しかしながら、この北方領土問題を複雑に

しているのが、次の点です。

日本は、1956年の日ソ共同宣言の頃から、

どういうわけか、

国後、択捉も放棄していないという

スタンスに立っているのです。

まとめ

国際情勢は、未だに未解決の問題が、

山積しているようです。

解決の糸口を見つけるために、

政府は、大いなる努力をしていると思います。

針の穴から天を覗くと

言われるかもしれないです。

領土問題を蔑ろにすると、

自分に跳ね返ってくるような気がします。

日本を取り巻く状況は、決して安易なものではないはずです。

あくまで自らの問題として捉え、

対応策を考える訓練をしていきたいものです。

多分、領土問題の落としどころは、まずは二島返還でということになりそうですが…

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。