ジョージ・オーウェルの『1984年』とAI時代の社会とは⁉︎

 

はじめに

ジョージ・オーウェルの『1984年』のような

恐怖の管理社会にならないかと危惧するのは、

私だけでしょうか?

中国のアリババの活躍

中国のアリババがAIで、

世界最先端とも思われるような

顔認証の無人レジを開発して

生体データを独占した後、

一党独裁の政府とタッグを組めば

SFの世界到来となるのではと

多少は不安になってきます。

こうした中、WTO(世界貿易機関)は、

国際ルールを作り、

国家が様々なデータを検閲するのを

禁止するという流れにあります。

一方、中国はその流れに逆行するかのように、

2017年に「国家情報法」を制定して、

企業・個人が中国政府当局の情報収集に

協力する事を義務づけました。

アリババは、その先陣をきってかどうか、

杭州市内の4,500台を超えるカメラ映像を

AIで、分析して当局に協力しているようです。

要するに、公安当局に協力して街を

監視しているようなものです。

それ故にか、

2018年12月の中国共産党改革開放40年式典で、

アリババの馬雲(ジャック・マー)会長は、

デジタル経済の創始者と称され、

共産党幹部からメダルを受領しているようです。

アリババは、かくして進撃の巨人の如く、

巨大化し、その成長速度は、

アメリカの大手IT企業をはるかに超えています。

アマゾン・エフェクトは、

政府による監視がありますが、

アリババ・エフェクトは、共産党政府とほぼ

一体化しているようです。

中国人民をスコア化する

また、中国は、

人民をスコア化するということまで

断行するようです。

すでに、評価システムである芝麻(ごま)信用の

スコアを参考に、就職・お見合いが決まる

ところまで進行しているようです。

このスコアは、車を保有したり、

カード支払い状況が良いと、

アップし、優遇されるそうです。

まさに、管理・監視社会に

限りなく近づいているのではないでしょうか。

 

ジョージ・オーウェルの『1984年』の世界

前述した、ジョージ・オーウェルの『1984年』の主人公

ウィンストンは、党首ビッグ・ブラザーに、

忠誠を誓い、党の都合よく過去の新聞記事の

改竄の仕事をするのです。

すべての権力がビッグ・ブラザーに集中し、

彼によって社会全体が支配・管理されるのです。

それで、厳格に統制され、

常時監視状態下にあるのです。

まさに、人間の尊厳が消失し、

個人の論理的思考が、

出来なくなるのです。

しかしながら、

物語はここで終わらないのです。

主人公ウィンストンは、次第に、党への

不満や疑問を把持するようになるのです。

党のイデオロギーに反する所謂犯罪思考を

有するようになるのです。

まとめ

ジョージ・オーウェルの『1984年』は、

現代に生きる私たちに、来たるべきAI時代の

矛盾点を暗示しているようです。

科学技術の進歩は、凄まじい程の勢いで

進化していますが、

決して、便利で良い事ばかりではなく、

一歩間違えると、陥穽にはまってしまう

危うさがあるのを認識すべきだと思います。

私たちは、全体主義ではなく、開かれた

民主主義社会を維持、

発展させるべきだと思うのですが。

参考資料(映画・小説)

マイケル・ラドフォード『1984』

フランツ・カフカ『審判』

オーソン・ウェルズ『The trial』

テリー・ギリアム『未来都市ブラジル』

 

ABOUTこの記事をかいた人

長年教育の場で、働いてきました。 前半は、日本の小学校で、 後半は日本の高校、日本の大学、 中国とベトナムの大学で日本語教師という風に! 今年2018年6月に日本に帰国しました。