ベトナムでも有数のリゾート地ブンタウ
今日から、ベトナム体験記を書いていきます。
ブンタウは、長期での海外生活初体験の地です。
海外で日本語教育に携わったということで、原点ともいうべき場所です。
今、あらためて、当時のの様子が走馬燈のように想起されます。
思い出は美しいと言われますが、苦労した点、嫌な点などは
雲散霧消して、まるで無かったかのように感じています。
ブンタウは暑いけど、鮮やかな青空・コバルトブルーの海・ビーチなどが
映像のように頭に浮かんでは消えていきます。
出会ったベトナム人学生・先生・日本人等
1年弱の間に数多くの学生・先生・周辺のベトナム人に接触・交流しました。
現地ならではの多くの体験ができ、未知との遭遇ともいえる
数々の出会いがありました。
なかでもロアン先生の存在は大きいです。
ベトナム人日本語教師ですが、リーダーシップの凄さには、
目を見張らせるものがありました。
当時、ブンタウ大学は女性学長でしたが、学長も全幅の信頼を
おいていたようです。
初の海外での日本語教師で右も左も分からない状態であった
私は、ロアン先生から色々教わり学ぶことができました。
今は、感謝の気持ちでいっぱいです。
学生たちは、とても素直で明るい性格の持ち主が多かったです。
南の国特有の底抜けの明るさなんでしょうか。
日本のアニメ・漫画が好きで、日本語を学ぶようになった学生が大半でした。
あるいは、日本で働きたい・ベトナムの日系企業の仕事に就きたいという
現実的な学生も多いようです。
給与が良いからなんでしょうか。
日本に憧れを持っているので、少し戸惑う気持ちにもなってしまいました。
そんなに日本は良いことばかりではないのにと、つい思ってしまいました。
幻想とも言える彼らの思いを全否定するのもどうかと思ったので、あまり
日本の短所を言うのは抑制しました。
日本に対する憧憬の念が深いので、一生懸命勉強してくれます。
その熱意によって私自身も大いに刺激を受けて、より一層
教材研究や授業を丁寧に分かりやすく工夫していきました。
周囲の環境に育てられていくというのは、このことだと再認識しました。
ブンタウ大学の学生達との楽しい思い出
勉強以外でも、ビーチ沿いで学生達とバーベキューをしたり、登山したり、
カフェに行ったり、カラオケで歌ったりと楽しく過ごせました。
本当に色々な良き思い出が眼の前に再び現れてくるようです。
当時2年生と3年生を教えていたので、今や社会人になっています。
中には、ブンタウ大学に残って、日本語教師になった
優秀な学生もいます。
この地球のどこかで、再会できる学生がヒョッとしたらいるかもしれません。
その時は、なつかしい思い出を思う存分語り合いたいと思っています。