今、話題の新書3冊を紹介します!

  • 2018年12月31日
  • 書評
  • 28view

 

昨日、梅田丸善ジュンク堂にて、今話題の新書購入してきました。

荻原博子『払ってはいけない』、NHKスペシャル取材班『睡眠負債』、

五木寛之『健康という病』、岡田斗司夫『ユーチューバーが消滅する未来』、

マハティール・モハマド『立ち上がれ日本人』ですが、

特に印象に残ったのが、岡田斗司夫『ユーチューバーが消滅する未来』です。

昔、テレビ・ラジオ・新聞、

今やブログ・ツィッター・YouTubeの時代と言っても過言じゃないですが、

10年後の2028年には、ユーチューバーが消滅するという

岡田斗司夫の話題の新書を一気読みしました。

果たしてAI時代は、そこまで徹底した社会になってしまうのでしょうか?

ユーチューバーが消滅する未来

何とも衝撃的なタイトルですが、著者は社会評論家の岡田斗司夫です。

彼は、ベストセラー『いつまでもデブと思うなよ』という著書で有名です。

10年後の2028年を見据えているのですが、今の経済的格差が地縁・人の縁の格差に

シフトしていくのではないかと主張しています。

ますます巨大企業のみが発展していき、格差が拡大していくと…

特にAmazonの存在が巨大になっていくのではと予測しているようです。

ターゲットは多品種少量販売の最たるものである、「不動産」に食指を伸ばすと…

今まで、不動産業は免許制で自由競争が起こりにくかったのです。

Amazonの得意分野である規制攻撃によって、あらゆる規制が次々に破壊され外されていく

状況が現出するのではないかと思います。

その結果、「アマゾンルール」が作られ、「アマゾンレビュー」が出来る可能性があります。

多分不動産価格は下がり、グローバル化はするでしょうが、果たして大多数の人々にとっては

良き社会が現出するのでしょうか。

払ってはいけない

荻原博子は、経済ジャーナリストで、家計経済のパイオニアと呼ばれています。

彼女の主張の中で、特に気になったのは、カード払いのリボ払いは使ってはいけないという

所です。

これは、知らず知らずに泥沼にはまり、万年借金地獄に至り、最終的には自己破産の

憂き目にあうそうです。

リボ払いに関しては、警鐘を鳴らす人が多いですが、

彼女の主張は妙に説得力があると、思いました。

さらに、生命保険は必要以上に入ってはいけないとか

金融機関が勧める投資商品は買ってはいけないとか、

さすがに家計経済のパイオニアで消費者の味方だと思いました。

健康という病

最後に五木寛之の著書です。

彼は現在85歳という高齢にも関わらず、盛んに執筆活動を続けています。

そういう彼の健康についての発言は説得力があります。

念仏系の宗教家は長命であるそうです。

例えば、法然80歳、親鸞90歳、蓮如85歳というように。

今後、日本は超高齢化の未来が待ち受けていますが、

彼によると、3つのパターンがあるそうです。

①「寝たきり」の介護状態

②認知症

③ピンピンコロリの突然死

こういう未来を最も不安に思っているのは、団塊世代800万人だそうです。

しかしながら、人間100%死が訪れるわけですから、

老いと死を自覚することが必要不可欠だと思います。

変に思い悩まないでで、健康がストレスになる時代を受け入れなければならないですね。

「子供叱るな きのうの自分  年寄り笑うな あしたの自分」という言葉は、

とても印象深く、示唆に富んでいます。

知恵深く、思慮深く生きていくことが幸せなんでしょうか。

 

 

 

 

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